「つくることをあきらめない 80歳からのおやつづくりサロン」
2月は「ザッハトルテ」でした。
ザッハトルテはオーストリアの古典的なチョコレートケーキです。
なんと今回は
スポンジケーキも ゲストの皆さんに作っていただきました!
パチパチパチ(拍手!)
しかし、ドキドキでした。なぜならスポンジケーキは難しく、上手く膨らまないと
失敗に(;^_^A
そんな、ドキドキな、「おやつづくりサロン」のお話です。
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「上手くできてください!」 と祈りながら、ゲストの皆さんが来る前に調理器具などの準備を整えます。
準備を終え、さあばっちり!
「先生ー!!」元気にレクリエーションルームに1人目のゲスト様が来てくれました。
「今日も楽しみにしてました」と、いつもお顔も声も若々しいその方は、
今日も明るい笑顔がキラキラしていました。
その後も、ゲスト様が集まり、「今日は何かあるんだったかしらね?」
「前もここで何か作ったね」「やーねー、この前はお汁粉作ったでしょ~」と
もうにぎやかな会話が始まります。
では、手洗い、手の消毒、華やかなエプロンを着けて
おやつづくりのスタートです!
砂糖を量って、卵白を泡立てて、卵黄をよ~く混ぜて、がんばって!
皆さん真剣に、最初は手の力が上手くはいらなくても徐々に慣れて
しっかりとした生地を作ってくださいました。
ココア入りのスポンジケーキを焼き、ホーローの鍋の中でチョコレートを溶かし、
その中にちょっと洋酒をたらして…ふわッと大人の香りが漂います。
スポンジケーキの焼ける甘い香りがしてきました。「焼けたかな?」
オーブンから取り出してみるとスポンジケーキは大成功!!
スポンジケーキを上下に切り分け間に杏ジャムシロップを塗り網皿に。
スポンジケーキにチョコレートクリームを上から大胆にトロ~リと流しかけます。
上から流れるチョコレートクリームがココア色のスポンジケーキをコーティングしていきます。
「わーすごい!」と目を輝かしてゲスト様が言います。
皿の底に滴り落ちるチョコレートクリームを「もったいない、もったいない」と
ペティナイフですくってはケーキに塗ってくれる他のゲスト様。
「へー!!こうやって作るんだ!」と好奇心旺盛な顔でお話しするゲスト様。
「では、テーブルコーディネイトして食べましょう!」
2月はバレンタイン、色とりどりのバラのフェイクフラワーをたっぷり飾り
ピンクのマットを敷いて、
「わー素敵♡」「こういう色いいね」
表情から皆さんのトキメキを感じます。
紅茶をいれ、ケーキを切り分け、
お疲れ様です!ベジタブルジュースで
「乾杯!」
「あーー!!冷たくておいしい!」
ゲストの皆さんのほころぶ顔。
今回は難易度が高かったので、皆さんお疲れの様子。
しかし、達成感にあふれるいい笑顔。
さてケーキのお味は?
「おいしい!」
スポンジもしっとりふわっと出来ていて、素晴らしい!大成功!あ~おいしい~!
「では、バレンタインデーということで、恋バナ♡を…」
「主人とはね…」「〇さんは昔もてたでしょ?」「昔はモテたよ~、母が振袖を縫ってくれてね…」「港に船がきてね…花束を…」
私は紅茶を飲み、皆さんの恋バナを聞きながら
その良き時代のラブストーリーの世界に思いを馳せるのでありました✨
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